老人支配国家 日本の危機
エマニュエル・トッド 880円
あらすじ
本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。
「日本型家族」だ!
核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!
磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。
若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。
「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。
(目次)
日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ
I 老人支配と日本の危機
1 コロナで犠牲になったのは誰か
2 日本は核を持つべきだ
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ
II アングロサクソンのダイナミクス
4 トランプ以後の世界史を語ろう
5 それでも米国が世界史をリードする
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
7 それでもトランプは歴史的大統領だった
III 「ドイツ帝国」と化したEU
8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』
IV 「家族」という日本の病
10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)
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