ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花

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あらすじ

「好き」をつづけることはきっと未来につながっていく

被服部の部長になった3年生の優人。最後だからと、部活と受験勉強を両立させようとするけれど……?

好きな気持ちをつらぬく手芸男子シリーズ第3弾!


あの日がなかったら、ぼくはここにいなかった。
あの日のまつり縫いが、ぼくのいろんなものを変えた。
糸井さんは、きょとんとした表情になり、丸メガネの奥からぼくをじっと見つめる。
最後だからってクサいことをいっちゃったかもって、はずかしい気もしたけど。
糸井さんは、顔いっぱいで笑ってくれた。
『あたしも、ハリくんが入ってくれてよかったってずっと思ってたよ。ありがとう!』
(本文より)