人間関係で「疲れない心」に変わる 言いかえのコツ
あらすじ
言葉には意識を変え、運命をも変える力があります。中でも顕著に変わるのは人間関係。
言葉による自己啓発の大家である植西聰先生に、自分も相手も幸せになる言葉の使い方を事例豊富に教えてもらう1冊です。
著書累計500万部──大ベストセラー『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』や『平常心のコツ』ほか、数々の著書で人生を応援する植西先生。
心理学をもとに、いつもの言葉を言いかえれば、「疲れない心」になるものの言い方がわかります。
こういう話し方でよかったかな? 相手との距離が縮まらない。自分が話すと何かうまくいかない……。
職場や家族・友人との人間関係でいつも心が疲れてしまうのは、思いをうまく言葉にできなかったり、ものの言い方が下手だからかもしれません。
たとえば、こんな言い方をしていませんか?
「努力は報われます」=一般論を述べても心には何ひとつ届かない
「私としたことが」=謝っているのに、上司をイラっとさせる言葉
「だいじょうぶかい?」=やる気を奪う隠れ失言の代表格
「見直したよ」=相手から「今まで私をどう見てた?」と疑われる
また、話し下手と言われる人には、共通の悪い言葉グセがあります。「でも」「だって」を連発する。すぐに「私は」と自分の話を持ち出す。「絶対」「違う」といった断定が多い……。
「思い当たるフシがある」と感じた人は、話し上手になれる潜在力が高いと思います。なぜなら、改善点が明確だからです。
「たとえ同じ内容のことを言っても、言い方によって、相手の印象や反応は、ガラリと変わってきます。そういう意味から言えば、人間関係がよくなるかどうかは『ものの言い方』『口に出す言葉』にかかっていると言えます。
だからこそ、日頃から、言い方、話し方、言葉の使い方などを学び、『ネガティブな言葉』を『ポジティブな言葉』に言い換える技術を磨いておく必要があると思います」(「はじめに」より)