ある女と娘のロング・グッドバイ
小夏かずこ 528円
あらすじ
家族という名のもっとも身近な地獄を描いた、母と娘の半世紀にわたる葛藤と救いの物語。
「愛の糸」に縛られた母と娘。
その糸が切れたとき、本当の自由が訪れる。
母の死後、不思議な手紙に促され、書き始めた「母の物語」。
実の娘、真波に激高する母。
しかしその暴言の奥に隠れた母の悲しみや寂しさ。
「母の物語」を書き進めることにより、母を理解し直していく真波。
母と娘、互いに理解し合うときは来るのか──。
どうしてもっと早く愛されていることに気づかないのだろう?
愛すること、愛されること、それを学ぶために私たちは生まれた。
どんなに近くにいても伝わらない愛がある。
母と娘の愛と葛藤を描いた、家族小説。
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