白湯
筆沢鷹矢 1,100円
あらすじ
私はただ、プレーンなアイスコーヒーが欲しかったのです。
夏の思い出になるはずが傷心旅行に変わってしまった、行きの飛行機内で起きた異臭騒ぎ。
原因を疑われた私はファーストクラスへ移され、どこか既視感を覚える女性と出会う。
「身から出た粒」他、「大人の自浄」「母ボルト父ミリアンペア」収録。
ちょっと理屈っぽいけれど憎めない。読むほどに後を引く短編集。
<著者紹介>
筆沢鷹矢(ふでさわ たかや)
1976年、大阪府生まれ。帝塚山学院泉ヶ丘高校卒業後、早稲田大学第一文学部ロシア文学科を卒業。主にトルストイと小林秀雄を研究。創作活動は高校時代から始める。大学卒業と同時に起業し、執筆活動の傍ら何社かの取締役を経て現在、ソフトウェア開発を営む(株)とろたく代表。海外ゲームの翻訳会社(株)ニルヴァーナ・スタジオの代表でもある。著書に『ハンマー』(2019年、幻冬舎メディアコンサルティング)がある。
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