ナッジで、人を動かす
キャス・サンスティーン/田総恵子 3,630円
あらすじ
近年、米英など先進国の政府を中心に「ナッジ・ユニット」や「行動洞察チーム」と呼ばれる部署が生まれている。世界中の官僚たちが、行動科学・行動経済学を用いて、環境保護,雇用促進、経済成長、貧困の削減、安全保障の強化に向けた対策を考えている。
倫理的な国家における福利、自律、尊厳、自治、誘動、制約、責任の問題を取り上げ、そうした観点から「ナッジ」は正当化できるかについて、人々の態度を調査した豊富なデータを基に検証する。
【目 次】
Chapter 1 行動科学の時代を生きる
Chapter 2 選択アーキテクチャとはなにか?
Chapter 3 ナッジとはなにか?──それぞれの判断に即して
Chapter 4 四つの価値とナッジの関係
Chapter 5 操作とはなにか?── ナッジと似て非なるもの
Chapter 6 ナッジは人々に支持されているか?
Chapter 7 環境問題からナッジを考える
Chapter 8 義務化か、ナッジか
まとめにかえて
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