裏刑事捜査帳(9) 淫風列島

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あらすじ

人気絶頂のロック歌手が全裸で首吊り自殺。相前後して、同様の自殺事件が続発した。裏刑事・宮島達夫に警視庁の“死神”戸口警部より捜査指令がきた。松本で全裸の首吊り自殺をした名家の令嬢、冴子の死に疑問を持った若い警官が、手掛かりを掴んだと連絡した直後、轢き逃げされて殺されたのだ。宮島は早速松本へ飛ぶが、そこで冴子の妹に出会い、意外な事実を知る。
 警察手帳も手錠もないが、殺人許可証を持って過激な捜査を展開する、裏刑事(デカ)・宮島達男。ハードボイルド・バイオレンス小説の名作「裏刑事捜査帳」シリーズ第9弾。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。