裏刑事捜査帳(12) 伝説の落日
購入した作品の読み方あらすじ
警視庁の“死神”こと、戸口警視が新興宗教団体・カナリア真義教に拉致された。カナリア真義教は、大量無差別テロ事件を引き起こして逮捕された教祖の釈放を要求。容れられない場合は、戸口を拷問して殺すと脅してきた。期限は二十日後。国の威信をかけて極秘に処理したい政府は、引退していた伝説の裏刑事・宮島にすべてを託すことに……。再び裏刑事に復帰した宮島は手掛かりを追って飛騨高山に向かうが、そこに待ち受けていたのは、最も兇悪で恐るべき敵の姿だった。
警察手帳も手錠もないが、殺人許可証を持って過激な捜査を展開する、裏刑事(デカ)・宮島達男。ハードボイルド・バイオレンス小説の名作「裏刑事捜査帳」シリーズ第12弾にして完結篇。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。