裏刑事捜査帳(10) 暗空の亀裂
購入した作品の読み方あらすじ
国家機密に属する研究・開発にたずさわる民間企業に、機密の漏洩防止を名目に国が送り込んだ覆面捜査官たち。だが彼らは相次いで不審な事故死を遂げる。警視庁の“死神”戸口警部は、殺人者の抹殺を裏刑事・宮島達夫に指令する。捜査を開始した宮島は、日米の三大企業による秘密の巨大プロジェクトの存在を知るが、彼の目前で、その要員が外国人の暗殺者に次々と殺されてしまう。宮島は謎の巨大プロジェクトの捜査と、国際的暗殺団抹殺を決意した!
警察手帳も手錠もないが、殺人許可証を持って過激な捜査を展開する、裏刑事(デカ)・宮島達男。ハードボイルド・バイオレンス小説の名作「裏刑事捜査帳」シリーズ第10弾。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。