不死者たちの憂鬱
購入した作品の読み方あらすじ
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始皇帝をはじめ古来から人は、不老不死を夢見てきた。
そして吸血鬼など不死者は多様な物語を生んできた。
現代でもその研究は続き、ケン・リュウの「円弧」が映画化されるなど、不死への関心は薄れない。
不死は幸福か? 不死はときに苦しみを、永遠はときに退屈をもたらすものだ。
いまだからこそ、吸血鬼、火の鳥からAI、輪廻転生などまで、不死をめぐるさまざまな想像力にふれてみたい。
主な内容
時よ止まれ、お前は美しい
〈夢〉の反転~萩尾望都『ポーの一族』の半世紀
ヴァンパイアと浦島太郎にみる不老不死と無意識~精神医学の知見から
お笑いヴァンパイア伝説~不死の憂いを笑い飛ばす「吸血鬼」「木乃伊の恋」「ミッドサマー」
欧州音楽における、不老不死の居心地の悪さについて
不老不死を生きる童話世界の住民たち
ストラルドブラグの死ねない悲惨~『ガリヴァー旅行記』から考える老いと不死
『火の鳥』からヒーラ細胞へ~不老不死小考としての〈HISTORIA〉シリーズ
死という発明、記憶のリレー、クレア・ノースの孤独
輪廻転生考~五火二道、六道、九相図
不老を手に入れたドリアン・グレイは、なぜ破滅したか
不老不死と韓国SF~キム・チョヨプ「館内紛失」を中心に
あなたも不老不死になれる(かもしれない)秘薬・霊薬・仙薬の処方箋
都市の闇の奥
荒川修作の不死のための建築を巡って
「サザエさんシステム」のなかの、ねむたい地獄
20年代まんが試論
不死の怪物プルガサリ
※「8つの意表」展の紹介記事は電子版には掲載されていません。