新版 役員1年目の教科書
あらすじ
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■新版によせて
2018年12月に初版を発行してから、2 年以上経過しましたが、その間様々な環境変化がありました。
最初にあげられるのは、2020年1 月に日本で初めて感染が確認された新型コロナウィルスにより、日常生活、会社での勤務形態、経済活動が一変したことです。そして、リモートワークによって採用の仕方も評価も育成も働き方も全て変わってきました。これらニューノーマルを見据えた人財マネジメント改革の重要性を改めて認識する必要があります。
2019年8月、米企業の規範である「株主第一主義」の修正が行われ、ステークホルダー主義の経営が宣言されました。このことはわが国でもESG やSDGs への取り組みを一層促進させるきっかけになっています。
2021年3月施行の改正会社法・同施行規則では、役員報酬決定方針の開示が拡充されています。
そしてデジタルトランスフォーメーションDX も話題を呼びました。DX は、IT を活用したビジネスモデルの変革や、それに伴う業務、組織などの変革をいい、デジタル化によりあらゆるものがネットにつながるIOT やAI(人工知能)を使って生産性の向上を目指すことでもあります。一方で、経済のデジタル化は、模倣が容易になることでもあります。このような時代では、模倣や破壊されないために、他社がなしえない独自性の追求・確立が重要課題となります。
以上をふまえ、新版では、下記の項目を追加しました。
・独自性の追求・確立
・ニューノーマルを見据えた人財マネジメント改革
・デジタルトランスフォーメーションDX の本書における取扱い
・ニューノーマル下の経営
・ステークホルダー主義
・ESG
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