CGWORLD 2020年9月号 vol.265 (特集:どこまで使える? Blender)
あらすじ
第1特集は「どこまで使える? Blender」。6月初旬に長期安定版となる2.83LTSがリリースされたBlender。その進化はとどまるところを知らず、CG初心者や学生だけでなく、プロの現場にも試験的に導入される例が増えてきた。本特集ではトップアーティストやプロダクションでの活用事例を通じて、そのポテンシャルを改めて探る。世界的なコンセプトアーティストのINEI 富安健一郎氏による手軽なBlenderの活用、白組によるほぼBlenderのみでつくり上げた360度CGアニメーション『はれるんウェザーアドベンチャー』など盛りだくさんの内容だ。
第2特集は「ワンランク上の建築ビジュアライゼーション」。フォトリアルへのニーズが高まる中、PBR(Physically Based Rendering)を扱う上で必須となる基礎知識の解説と、エキスパートが実践するフォトリアルなインテリアCGの画づくりについて紹介する。PBRにおけるマテリアルとシェーディングの基礎知識は、元オートデスクの3ds Max担当、宋 明信氏(ウィニー・ビレッジ)がわかりやすく図解で解説。テクニック篇では、写真撮影の知見をCG制作に活かし多様な作品を手がけるLIT designが、モデリングからライティングまでそのノウハウを惜しみなく披露している。
その他、『おばけずかん』や『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』EDなどのアニメ作品や、常田大希(King Gnu)主催のクリエイティブ集団 millennium paradeのミュージックビデオ『Fly with me』のメイキングなども見逃せない。
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