CGWORLD 2020年8月号 vol.264 (特集:Unity最新ビジュアル表現)

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あらすじ

第1特集は「Unity最新ビジュアル表現」と題し、フォトリアル/ノンフォトリアル問わず高いリアルタイム描画性能を誇るUnityの新しい2つのレンダリングパイプラインを用いた最新事例を紹介。中でも大きな目玉となるのが、2018年に発表されたパイロット映像が大きな話題を呼び、全世界での公開を間近に控えた短編アニメーション『Windup』の技術メイキングだ。本邦初公開となる制作背景の裏話や、UnityのHigh Definition Render Pipeline(HDRP)を用いた髪の毛や衣服の制作技法は要注目だ。また、最新のユニティちゃんモデルを使用したルックのつくり込みについて、ユニティちゃんの作者本人であるntny氏が解説。その他、業界でユーザー数を着実に増やしているBlenderとUnityの連携など、盛りだくさんの内容でお届けする。
第2特集は「視線を釘付けにするモーショングラフィックス」。モンブラン・ピクチャーズ、LIKI inc. flapper3の3社が、自社の制作事例を使い、モーショングラフィックスの技を解説。観る人の心を動かす基本原則、3DCGの効果的な活用法、シミュレーションツールによる有機的かつ幻想的な動きなど、多彩なトピックを取り上げる。
表紙には、Kakela Studiosが手がけたデジタルヒューマン「Rin」をフィーチャー。単にリアルな人間に近づけるだけでなく、キャラクターの背景にあるストーリーを感じさせるKakela Studios独自の哲学に迫る。
さらに、SNSでも大きな反響のあった「CGごはん」コンテストを本誌でも展開。3DCGでつくられた美味しそうなごはんがてんこ盛りで、プロから学生まで高いレベルでしのぎを削っている。