任務の終わり 上
スティーヴン・キング/白石朗・訳 950円
あらすじ
ミステリーとホラーを最高レベルで融合させた、巨匠渾身の三部作・完結編!
あいつの悪意がふたたび動き出す――。
相棒のホリーとともに探偵社を営むホッジスのもとに、現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から
現場にきてほしいとの連絡が入った。事件は無理心中。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で
重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジスとホリーは
現場に違和感を抱き、少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。
一方、6年前の事件の犯人が入院する脳神経科クリニックでは、怪事が頻々と発生していた――。
エドガー賞受賞の傑作『ミスター・メルセデス』でホッジスと死闘を演じた「メルセデス・キラー」が静かに動き出す。
底知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦が、ここに開始される。
※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。