癌病船
西村寿行 550円
あらすじ
人類とウィルスの闘いを描いた、壮大なスケールのヒューマン大作。
新型コロナの時代を予見した先駆的小説!
世界保健機構WHOの付属機関リチャード・スコット記念財団は、
故人の遺志により超巨大船舶・北斗号を建造した。
人呼んで「癌病船」。財団の資金を惜しげもなく投入したこの医療船には、
最新鋭の医療機器が搭載され、三百名を超える医師が治療に従事していた。
船長はスコットの友人で誇り高き海の男、白鳥鉄善。
病院長には故人の構想に共鳴したゲーリー・ハリソンが就任。
八百人の患者を収容し、人類の叡智を集めた医療技術を駆使し、
ウィルスとの闘いの船出に就くが……。
世界中の難病患者の希望を乗せた巨大船は、
紛争の絶えない寄港地で、さまざまなトラブルに巻き込まれる。
はたして人類は病魔に打ち勝つことができるのか。
壮大なスケールで描く長篇アドヴェンチャーロマン。