NHK「100分de名著」ブックス アルベール・カミュ ペスト 果てしなき不条理との闘い

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あらすじ

終わりなき災厄に見舞われたとき、人はそれにどう向き合うのか? 治療法のない疫病に突如襲われ、封鎖されたアルジェリアの都市オラン。そこに生きるひとびとの苦闘と連帯を描いた、ノーベル賞作家カミュの代表作『ペスト』の内容と文学的意義を、幅広い分野にわたる評論とフランス文学の翻訳で知られる中条省平氏が、当時の時代背景やカミュ自身の体験をまじえて詳述。カミュの高い先見性に触れながら、『ペスト』に描かれる普遍的で哲学的なテーマを、「コロナ後の世界」から検証・再考する「ブックス特別章」を収載!  

【構成】 
はじめに:海と太陽、不条理と犯行の文学
第1章:不条理の哲学
第2章:神なき世界で生きる
第3章:それぞれの闘い
第4章:われ反抗す、ゆえにわれら在り
ブックス特別章:コロナ後の世界と『ペスト』