月刊Gun Professionals2021年1月号
あらすじ
・自衛隊新拳銃候補だったBeretta APX
ベレッタが米軍M9の後継を決めるMHSトライアルに提出した最新モデルがAPXだったが、勝利したのはSIG SAUER P320で、ベレッタは米軍サービスピストルの座を明け渡すこととなった。自衛隊新拳銃トライアルにもAPXは候補として選ばれたが、自衛隊はH&K SFP9を選んだ。ベレッタはここでも採用を勝ち取ることはできず敗退している。ではベレッタAPXはP320やSFP9に劣っている製品なのだろうか。
・ファイアスター M45
スペインのハンドガン “スター”は、1997年に会社が消滅、もはや過去のブランドになっている。そのスターが1990年代に市場に送り込んだファイアスターは、スチールフレームのコンパクトなシングルアクション.45口径だ。あの当時の感覚で見ても古臭さが漂うが、個性的であり、興味深いものを持っている。
・CZ P-10 C サプレッサーレディ
CZが2017年に放ったP-10 Cは、グロック19を徹底的に研究し尽くして生み出した、CZ流G19改良型といえる存在だ。“グロックキラー”と呼ばれるほど高い評価を得て、現在そのバリエーションを拡大している。チェコ陸軍も採用したP-10は、今後のCZの製品展開の中で大きな柱になっていくだろう。
・ルガー MARK IV 22/45タクティカル
スタームルガーの.22LRターゲットピストルは登場から70年を経てもなお進化を続けており、現在ではMARK IVシリーズが供給されている。そんなルガーMARK IVのバリエーションである22/45タクティカルに、サイレンサーを合法的に自作して装着してみた。
・XLRライフル シャーシシステム+ヴィクター・ロペス射撃テクニック
ごくありきたりのレミントン700のバレルドアクションを、XLRインダストリー製カーボンシャーシシステムに載せたお手軽な軽量ボルトアクションライフルは、それだけでサブMOAのスナイパーライフルに仕上がっていた。そんなカーボンシャーシシステムライフルをヴィクター・ロペスの射撃テクニックとともにご覧いただこう。
・キレ味爽快! ポリマー80グロックカスタム
80%完成フレームで有名なポリマー80は、単なるグロックの半完成組み立てキットではない。腰の重い?グロックがなかなかやらない改良を独自に行なった製品を発売するため、現在大人気なのだ。これはそのポリマー80の完成品フレームをベースにしたカスタムで、やり過ぎていないところが気に入った。これはいわばセミカスタムだ。
・第二次世界大戦 ドイツ軍と共に戦った外国製ピストル7
P 626(b) P 641(b) FN モデル1922
ベルギーのFN社は、FNモデル1910をベースに、大型化したモデル1922を軍および警察用ピストルとして生産していた。しかし1940年、ベルギーを占領したドイツはFN社を管理下に置き、この銃を自国軍用として量産させた。ドイツ軍における準制式名はP626(b)、およびP641(b)で、その総数は363,200挺にも及ぶ。
・グランドパワー ストリボグSR9A3試作モデル
スロバキア共和国のグランドパワーが供給する9mmサブマシンガン“ストリボグ”A3はローラーディレイドブローバックにより、著しくリコイルを低減させた独自のメカニズムを持つ現在もっとも進化したサブマシンガンのひとつだ。そんなストリボグに新しいバリエーションが加わろうとしている。
その他
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