推しの三原則
進藤尚典 385円
あらすじ
アイドルSFは、ほぼすべて、AI(またはアンドロイドまたはサイボーグ)がアイドルになるパターン。進藤尚典の本編「推しの三原則」は、そうしたふつうのアイドルSFとは一線を画している。
なんと、ここでAIで置き換えられるのは、アイドルではなくヲタク……ドルヲタなどと総称されるアイドルファンのほうなのである。
ヲタクをAIで置き換えるという革命的な発想により、「推しの三原則」はアイドルSF史に残る作品となったのである。
ーー大森望(「解説」より)
ソロアイドル・大月みくりは自分のファンたちのあまりの粗暴ぶりに心を痛め、悩んでいた。天才的なロボット工学の知識を持つ彼女は、礼儀正しく清潔感のある「AIヲタク」を開発する。
やがて、どのアイドルの現場も「AIヲタク」で埋めつくされるようになってゆく……。
騒然とするアイドル現場を生々しく、
そしてバカバカしく書いた、
まったく新しい爆笑必至のエンターテイメントSF小説!!
<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第3期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)の「大森望賞」に輝いた作品が電子書籍化!
改稿のうえ、大森望による解説を付す。