果てもない道中記 下【期間限定価格(冬☆電書2025 輝き続ける名作たち 講談社文芸文庫レーベルフェア)】
安岡 章太郎 885円
あらすじ
『大菩薩峠』を堪能する安岡流変幻自在の筆法! ーー『大菩薩峠』は、当初の仇討物語から、いつしか幽明の界(さかい)もなき世界へと分け入っていく。探索の旅は、龍之助を慕って殺される女たちの業(カルマ)、特異な才能を持つ人物たちの活躍、さらには転向、差別の問題から日本人の原点まで視野に入れて、幕末・庶民の稗史をも浮き彫りにしていく。著者の史観や人間観を示して、絶妙自在な構成で文学ジャンルの範疇を超越した傑作。読売文学賞受賞作。<上下巻>