すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間
ハ・テワン/呉永雅 1,200円
あらすじ
韓国でたちまち
大ベストセラー50万部突破!
これは、韓国のSNS、エンタメ業界が熱狂した
胸がしめつけられるほど甘く、もどかしい運命のお話――。
あのK-POPアイドルも愛読と噂される、
不器用ながらも温かい恋と人生と「君と僕」を
みずみずしく綴った、心に染みわたるエッセイ――。
「こんなにめちゃくちゃで勝手な世の中を
しょっちゅう悲しみ
ときどき笑いながら
耐え抜いているあなたは
もしかしたら本当にすごい人なのかもしれない」
* * * * *
日本の読者のみなさんへ、著者からのメッセージ
『すべての瞬間が君だった』の著者ハ・テワンと申します。
ふだん「一番旅行してみたいところは?」と聞かれると、
どんな理由であっても、いつも「日本」と答えてきました。
日本文化特有の繊細さと密度の濃い色合いが
とても気に入っていたからだと思います。
どうか私からあふれ出た感情の活字が、
日本の読者の皆さまにもささいな癒やしになれたらと
心から祈っています。
あなたのすべての時間は絶対無駄ではありません。
私たちの今日という1日も、けっして無意味ではありません。
――ハ・テワン
* * * * *
きみだけだ
きみがどんな人か知りもしない人が
きみを苦しめるために、わざわざ吐き出した言葉を
いつまでも胸の奥に留めておくと
最後にダメになってしまうのはきみなんだよ。
だからどうか折れないでほしい。
傷つかないでほしいんだ。
* * * * *
不思議な日
わけもなくこんな気分になる日ない?
誰かをぎゅっと抱きしめて泣いてしまいたい日。
でも笑っちゃうのは
きまってそういう日は
ぼくの隣に誰もいない。
ほんとうに。
* * * * *