死者との対話

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あらすじ

石原慎太郎、最新短編集。
自らの老いと死を直視する作家の透徹した眼――。
作家として、政治家として活躍してきた著者も齢87を迎えた。忍び寄る死の影をも直視しつつ綴った珠玉の七編を収録。

「それで一番何に痺れて興味があるのかね」
「それは端的に俺が死ぬことだろうな」
(本書収録『――ある奇妙な小説――老惨』より)

インパール作戦で多数の戦友を失った男が戦後にとった行動とは?
(『暴力計画』)

死に直面する作家が自在なリズムで自己と対話する
(『――ある奇妙な小説――老惨』)

末期患者と看護人の間に芽生えた奇妙な友情
(『死者との対話』)

ある少女を襲った残酷な運命
(『いつ死なせますか』)

切れ味の鋭い掌編の連打
(『噂の八話』)

「これは私の一生を通じて唯一の私小説だ」
(『死線を超えて』)

ヨットレースを引退した男の胸に去来するものは
(『ハーバー桟橋での会話』)