二十歳になった子育てネットワーク 子育て支援を前進させたNPOの軌跡
坂本純子 836円
あらすじ
普通のママが立ち上げた子育てサークルが日本の子育て支援を先導するNPO法人に!?
行政・企業・研究機関を巻き込んで挑んだ
地域子育て支援を前進させた20年の軌跡とは――
子どもが生まれると、それまでの生活とは大きく変わります。
そしてそれは、思い描いていたものとはかなり違うことが多いものです。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱えた母親は
ゆっくり眠ることも、お茶を飲むことも、買い物に行くこともできなくなります。
今までの自由な生活とは打って変わって、急に思い通りのことができなくなってしまうのです。
一昔前ならば同居している親や、ご近所さんを頼ることができましたが、
都市化、核家族化が進んだ今、周りに頼る人がいないことがほとんどです。
そんな親たちが求めるのが「つながり」です。
新座子育てネットワークは、その「つながり」をつくるために様々な取り組みを行ってきました。
全国100団体で広げる子どもの預け合いサークル、ユニセフと共同で行う父親の子育て支援、
厚生労働省「児童館における遊びのプログラム」の研究・開発……。
小さな地域の子育てサークルは全国も飛び回るNPO法人になり、
日本の子育て支援のネットワークを生んできました。
本書では、その20年間の軌跡、そして日本の子育て支援の歩みを振り返り、
子育て支援の在り方について考えます。
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