風を見た人(三)

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あらすじ

娘・弥千枝を捨てて上京し、劇作家と甘い生活に入ったものの、間もなく別れたちよは、銀座のバアで働くことになる。しかし、新潟の大火を機に、ちよは帰郷し、みつの旦那であった榎本の出資で、バアを開く。娘・弥千枝の父親の死をフィリッピンの戦場で見届けた田島が、突然、ちよの店に現れる。……運命に弄ばれるちよの、変転きわまりない人生を描く、第3巻。