文芸オタクの私が教える バズる文章教室
あらすじ
『バズる文章教室』は、“文才”と言われる「すぐれた文章感覚」を、できるだけ平易な言葉を使って解説する本です。
主にブログやSNSなどで日常的に、自分の考えや体験などを発信している人に役立つようにと考えて作りましたが、めったに文章を書かない人にも、これから文章を書いてみようと考えている人にも、あまり知られていない「読みたくなる文章のか
らくり」を楽しんでもらうことをめざしています。
CHAPTER1
バズるつかみ
良心的釣りモデル しいたけの誘引力
未解決疑問モデル 星野源の未熟力
質問一般化モデル 佐々木俊尚の身近力
嵐の前モデル 村田喜代子の展開力
時制変更モデル 森鴎外の寄添力
対にしてみるモデル 北原白秋の配合力
炎上回避モデル 山崎ナオコーラの冒険力
CHAPTER2
バズる文体
音音 ぶつ切り モデル 村上春樹の 音感力
曖昧共感 モデル かっぴーの 弱気力
会話 割り込み モデル 林真理子の 強調力
名詞止め モデル 綿矢りさの 簡潔力
過剰口語 モデル 三浦しをんの 台詞力
仮名 割 モデル 向田邦子の 柔和力
硬質筆致 モデル 井上都の 冷静力
接続詞 省略 モデル 恩田陸の 快速力
壁ドン モデル 橋本治の 豹変力
人柄調節 モデル 上橋菜穂子の 親身力
フィルター モデル 永麻里の 代弁力
ゆっくり 語り モデル 開高健の 実直力
映像記録 モデル 司馬遼太郎の 撮影力
対照的 造語 モデル 三島由紀夫の 対比力
主観バリバリモデル 谷崎潤一郎の気分力
ヨガ文 モデル 紫原明子の 息継力
CHAPTER3
バズる組み立て
妄想上昇 モデル 秋元康の 裏切力
結末省略 モデル 江戸小噺の 小粋力
同意先行 モデル 高田明の 視点力
倒叙 ミステリー モデル さくらももこの配慮力
フォロー 先行 モデル こんまりの 豪語力
主張進化 モデル 齋藤孝の 更新力
配役固定 モデル上野千鶴子の 一貫力
譲歩逆説 モデル 塩谷舞の 先読力
感情 一般化 モデル 有川浩の 共感力
長調短調 モデル 藤崎彩織の 旋律力
擬人化 代弁 モデル武田砂鉄の 錬金力
重ね 合わせ モデル 山極寿一の 置換力
永世中立 モデル 岸政彦の 中立力
段階的説明モデル 瀧本哲史の要約力
CHAPTER4
バズる言葉選び
片仮名 強調 モデル 俵万智の 合図力
共通言語 投入 モデル 松井玲奈の 国民力
意味拡大 モデル J・K・ローリングの超訳力
虚構現実 往復 モデル 阿川佐和子の 声掛け力
過剰造語 モデル 宮藤官九郎の 激化力
一文はずしモデル よしもとばななの意味深力
二人称 語りかけ モデル 山田ズーニーの一対一力
余韻増幅 モデル 岡本かの子の 言い残し力
違和感 モデル ナンシー関の 警告力
白い肌 雪の肌 モデル ビジネス書の 隠喩力
緊張と緩和モデル 又吉直樹の かぶせ力