江戸を賑わした 色街文化と遊女の歴史

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あらすじ

各地にあった色町の歴史をひも解き、

当時の色町の繁栄ぶりに思いをはせる──



江戸時代には公認・非公認にかかわらず、多くの遊里があった。

江戸吉原をはじめ、品川や新宿などの宿場町、深川や上野などの岡場所、八王子や府中などの旅籠、船橋や潮来などの地方の宿場……

そこには遊女が集い、女色を求めて男が通い、町はにぎわった。



なぜそこが遊里となったのか、どれほど賑わっていたのか、どんな遊女がいてどんな男が遊んだのか、

往時の賑わいぶりを振り返るとともに、現在の様子にも触れながら、江戸時代の“色町"を紹介していく。





【目次】

■序章 遊女・遊郭の歴史

遊女の祖先は誰か?

なぜ江戸幕府は遊郭を公認したのか?・・・など



■第1章 宿場町の女

宿場町が遊女町として栄えたわけ

吉原に匹敵するにぎわい──品川・・・など



■第2章 寺社町の遊女

寺と神社と遊女と客

寛永寺の門前町──上野・谷中・・・など



■第3章 川沿いの遊女

川・海と遊女

“こんにゃく島”と呼ばれる遊里──新川・・・など



■第4章 吉原の遊女

吉原はどこにあったか

吉原はどういう町だったか・・・など



■第5章 地方の遊女

成田街道一番の宿駅──千葉

江戸と東北を結ぶ水郷の遊里──常陸・・・など



■第6章 陰間茶屋の男

江戸時代の男色事情

歌舞伎の少年のアルバイト──日本橋・・・など