渡瀬昌忠著作集 第五巻 万葉集と人麻呂歌集
著者:渡瀬 昌忠 13,200円
あらすじ
柿本人麻呂論・歌論を中心に、万葉文学、そして日本文学の源流の謎解明への、長年にわたる研究の成果がここに結実。全八巻に補巻二巻を加えた充実の著作集。
第一章 万葉集における人麻呂歌集歌の採録 人麻呂歌集所出の注記について/表記の略体と非略体との認定/万葉集巻二の人麻呂歌集歌―後藤利雄の所説をめぐって―/巻二の人麻呂歌集歌再論―「またも見むかも」補説―/万葉集巻七雑歌部の成立―古集・古歌集と人麻呂歌集―万葉集の巻七と巻十一雑歌部と人麻呂歌集―/万葉集巻七・十・十一・十二の人麻呂歌集歌/第二章 万葉集巻九の人麻呂歌集非略体歌 人麻呂歌集非略体歌の女歌―ねもころ見れど飽かぬ君かも―/人麻呂歌集非略体歌の歌の座―四人による扇状構成―/巻九の人麻呂歌集と虫麻呂歌集/第三章 日本における『歌集』の成立 人麻呂の「歌集」と「雑歌」/雑歌とその性格―原「雑歌」の論―/人麻呂の『歌集』とその書名/人麻呂の『歌集』の歌の分類/第四章 万葉集における和歌の分類と配列 天地人の三才分類/巻七・十の分類と配列/巻七・十・十一撰者の物象分類/万葉集巻第七の成立/人麻呂歌集における和歌の分類と配列
※本書は平成15年1月におうふうより刊行された『渡瀬昌忠著作集 第五巻 万葉集と人麻呂歌集』が底本です。