オープン化する創造の時代 著作権を拡張するクリエイティブ・コモンズの方法論
著者:ドミニク・チェン 253円
あらすじ
ウィキペディアやYouTube、ボーカロイドの『初音ミク』やマンガ『ブラックジャックによろしく』など、その範囲や方法は違えども、作品の著作権を保持したまま、自由な二次創作/リミックスを広く一般に開放する作者やクリエイターが増えてきている。
インターネットが普及した新たな世界では、従来の著作権ビジネスとは異なる創作文化が台頭してきている。
自由な創作と著作権との間にあるジレンマを、前向きに解決する方法として注目されるオープン・ライセンスという考え方。本書は、その代表例である「クリエイティブ・コモンズ」運動に参加する著者による提言であり、現行の著作権の理念を否定することなくオープンな創作環境を実現するための仕組みを探求する。
「今やプロの創作者に限らず、誰もが文章を作成し、写真を撮り、著作物をネット上にアップするようになった。それらを一方的に配信するだけでなく、お互いの作品を自由に使い合う文化を作れた時、私たちは孤独ではなくなり、過去、現在と未来にかかる連帯のネットワークでつながることができるようになるだろう」
目次
第1章 インターネットと著作権
第2章 時代に合わせたルールのデザイン
第3章 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
第4章 コンテンツのオープン化
第5章 自由な文化を創造する
巻末資料 CCライセンスの構造
【読了時間 約33分】
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