物語と格闘せよ! DENTSU DESIGN TALK
著者:大友 啓史/著者:高崎 卓馬 495円
あらすじ
「ハゲタカ」「龍馬伝」、NHKから独立後は『るろうに剣心』『プラチナデータ』と次々に話題作を監督する大友啓史。クリエーター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞、ACC賞等、国内外の多数の受賞歴を持つ電通の高崎卓馬。最前線の二人がその映像制作の極意、手法、スタッフ育成からエンターテインメントビジネスまでをも語った濃密なトークセッション。「わがままで主体的な人が面白い」「ルールを疑う」「物語は、飛躍だ」「予定調和を壊す技術」等、独創的に意見が飛び出す。電通社内で行われているクローズドなセミナーをオープンにした「電通デザイントーク」シリーズ。【読了時間 約60分】
目次
■ 大友流、演出の極意
「龍馬伝」から『るろうに剣心』へ
原作に忠実であること
わがままで主体的な人のほうが面白い
CMでしかできないことをやるのが面白い
役者のスイッチを刺激する
「テレビドラマはラジオドラマ」のルールを疑う
自分の中にいるお客さんの目線
不確定なことを現場に持ち込む
生っぽいもの=はみ出ているもの
スタッフとイメージを共有するストーリーボード
物語は飛躍だ
役にはいってもらうための準備が最大の演出
■ 今、物語に必要なもの
追体験したくなるフィクション
映像は「すごいもの」だけが残っていく
広告の予定調和を壊す技術
震災で変わったリアリティ
普遍性「今」をどう物語を取り込むか
世界に通用するエンターテインメントとは
日本映画が遅れているのは現場よりビジネス