日本人物史2 平清盛/織田信長/徳川家康ほか
つぼいこう 1,056円
あらすじ
本書には鎌倉~安土桃山時代に活躍した11人の偉人が登場(平清盛、源頼朝、源義経、北条時宗、足利義満、足利義政、雪舟、ザビエル、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)しますが、英雄的な功績をただ並べた本ではありません。
たとえば、「北条時宗」の章。彼が鎌倉幕府執権の時に「元寇」が起きますが、この出来事が日本にもたらした影響が次のように体系的に描かれています。
モンゴル帝国を支配した元のフビライ・ハンが、日本を従えようと使者を送ってきた→執権だった北条時宗はこれを拒否した→日本の対応を「無礼」だと受け止めた元は2度にわたって大軍で九州北部を襲ってきた(元寇)→暴風雨なども味方し、元軍が退却した→外国が敵だったために御家人に恩賞(土地やお金)が出なかった→御家人たちの不満がたまり幕府への不信感が芽生えていった→鎌倉幕府の衰退が加速した、といった具合です。
国際化がさけばれて久しい日本ですが、世界を舞台に活躍する人になるには、まず、自国の文化を理解し、自らの歴史観を築かなくてはなりません。この本を楽しみながら読んで、一生モノの知識を身につけてください。