銀座ママ麗子のビジネス事件簿2
あらすじ
■ストーリーを読むだけで、「ブランド構築」が分かる1冊!
マーケティングのプロが、これからの日本企業には必須となるブランド構築について、やさしく解説します。
人々の心理構造の読み解き方から、ターゲットの設定方法、ターゲットへの訴求方法まで、お金をかけなくても、中小企業でもできるブランディングがまるっと分かります。
小説+解説形式なので、堅苦しいビジネス書が苦手な人でも、楽しんでスイスイと読んでもらうことができるはずです。
■「ブランドとは時間的価値。高いだけでは誰も買わない」
・不況だから売れないわけではない
・欲求の二極化が起こっている
・現代人には4つの層がいる(知的ラディカル層、享楽的エリート層、小市民的保守層、無気力ノンポリ層)
・マジョリティが「分裂」し始めている
・「自分の情報」を先に公開するべき
今までのビジネス書では分からなかった難しいマーケティング理論が、物語を読みながら自然と身に付く、新感覚ビジネス小説。
■構成
日本のビールメーカー・タイガービールは、ヨーロッパでヒットさせた高級ブランド・ビール「ニョライ」を、社運を賭けて日本へ逆輸入させることとなった。
コンペを勝ち抜いた広告代理店・芸通の森崎は、その一大プロジェクトに邁進していくこととなった。
しかし森崎は悩んでいた。
ヨーロッパではきめ細かさや日本製であることを武器に高級路線で成功したが、日本ではその武器は使えないし、日本にはすでに高級なビールがあり、外国産や地ビールも多い。
モノ余りの現代日本で、高級ビールが狙うのはどの層なのか、そしてブランドに込められた真心と時間的価値を、彼らにどうのように伝えればよいのかーー。
■著者略歴
高橋 朗(たかはし・あきら)
有限会社無敵ブランド代表取締役。1965年東京生まれ。学生時代から精神病院に勤務し、心理カウンセラーを目指す。24 歳のときに突如マーケティングに目覚め、コンサルティング会社に入社。以来29年間にわたってマーケティング畑を歩む。その間、自動車業界、化粧品業界、タバコ業界、通信業界、飲料業界、流通業界など、さまざまな業界のトップ企業のマーケティング戦略策定に参画。わかりやすい語り口と圧倒的な面白さで評判の、新世代コンサルタント。著書多数。
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