波止場浪漫 上

購入した作品の読み方

あらすじ

清水次郎長の娘が胸に秘める、運命の恋。
次郎長の末裔である著者が描く渾身の大河ロマン!

稀代の侠客として名を馳せた清水の次郎長。
ご一新の後は旧幕臣と官軍が入り乱れる殺伐とした清水港で地元の名士となり、波止場をつくる時も先頭に立った。

次郎長の養女となった「けん」は、幼い頃に出逢った白皙明眸の西洋医の面影が忘れられず、やがて二人の関係は深まっていくが……。

近代化に突き進む明治から大正の世に清水港で船宿を営み、「波止場のおけんちゃん」と呼ばれて人々から愛された次郎長の養女を主人公に、市井に生きる人たちの愛と別れを描く大河ロマン。