一橋ビジネスレビュー 2018年SPR.65巻4号
一橋大学イノベーション研究センター 1,760円
あらすじ
航空機産業は、日本の次世代産業の1つの核として期待されている。世界経済の成長、特に途上国の経済発展がもたらす持続的な輸送需要の増大に伴い、今後、航空機市場の拡大が予測される。初の国産ジェット機MRJや躍進するホンダジェットなど、話題も多い。航空機産業の特徴は、裾野の広さにある。産業の成熟が指摘される日本においては、経済への波及効果のみならず、新技術開発の起爆剤となる可能性を秘めている。本特集では、航空機産業の各分野のリーダーに登場していただき、この産業の転換期を描写するとともに、新たな技術展開、産業発展の可能性と課題、日本経済や地域振興への波及などを議論する。編集協力は、東京大学航空イノベーション研究会。経営者インタビューは、ホンダジェットの開発者であり、米ホンダエアクラフトカンパニー社長でもある藤野道格氏、技術経営のリーダーへのインタビューは、IHIで宇宙開発事業に携わってこられた並木文春氏。。ビジネスケースは、エア・ウォーターと富士メガネ。