松岡洋右 悲劇の外交官(下)(新潮文庫)
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あらすじ
国際聯盟脱退に沸く日本に帰った全権松岡は、英雄扱いされた。が、彼自身は聯盟脱退を外交の失敗と断じていた。松岡独特の世界平和の理念に基づいて推進された三国同盟、日ソ中立条約もまた、戦争回避の武器とはならず、日米開戦は不可避のものとなった……。戦後、A級戦犯に指名されながら、一切の釈明を拒否し、裁判中に生涯を終えた異色の外交官・松岡洋右の実像に迫る。
国際聯盟脱退に沸く日本に帰った全権松岡は、英雄扱いされた。が、彼自身は聯盟脱退を外交の失敗と断じていた。松岡独特の世界平和の理念に基づいて推進された三国同盟、日ソ中立条約もまた、戦争回避の武器とはならず、日米開戦は不可避のものとなった……。戦後、A級戦犯に指名されながら、一切の釈明を拒否し、裁判中に生涯を終えた異色の外交官・松岡洋右の実像に迫る。