セックスエリート
あらすじ
年収1億円、伝説の風俗嬢をさがして
営業開始から10分で予約が埋まってしまう「怪物のような風俗嬢」が誇る究極のテクニックとは何なのか? ソープランド、ファッションヘルス、SM倶楽部、AV女優など風俗のフルコースを体験した元落ちこぼれ風俗嬢が、吉原・ススキノ・横浜・雄琴で活躍するナンバーワン風俗嬢たちの素顔に迫る。業界のタブーを暴く、衝撃のノンフィクション。
はじめに
「その時間だけはお客さんと本気で恋愛しますよ。遊ぶルールがあるにしろ、本気でしてあげるし、本気で感じたりもするし」亜美・24歳/ファッションヘルス・横浜
「お客様が何を求めて遊びに来たのか瞬時にわからないと。『疲れているなあ』とか、逆に『今日はエロモードだな』とか」詩織・26歳/ソープランド・ススキノ
「最初から媚びないんですよ。むしろ少しずつその人の弱いところを見つけて入り込む。ちょっとした駆け引きなのかもしれない」奈緒・27歳/ソープランド・雄琴
「お店替わる時は、それまでのお客を全部置いてきちゃうの。だって自分の実力がわかるから」麻衣・45歳/ソープランド・吉原
「お客様に身体を密着させて洗うんだから、どうしてもアソコが当たっちゃう。この時『恥ずかしい……』とならなかったら、相手には新鮮さを感じさせられないよね」葵・42歳/ソープランド・雄琴
あとがき
●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYO NOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。