知れば知るほど残酷な世界史

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あらすじ

虐殺、拷問、連続殺人……古今東西、人間ほど残酷な生物はいない!

 テレビのワイドショーで、残酷なバラバラ死体事件の画面にかぶりつきで見入る現代人。その心理はもしかしたら、処刑見物に出かけた昔の庶民たちにどこか共通してはいないか。この本を読んでいる間は、あなたも退屈な現実を忘れて、絢爛豪華な悪の世界に迷い込んだ旅人になってほしい。(「はじめに」より)

第1章 古代ローマの血塗られた惨劇
第2章 中世の暗闇に蠢く死霊たち
第3章 凄絶な愛憎ドラマ ルネサンスの光と陰
第4章 身の毛もよだつ近世の地獄絵図
第5章 腐臭ただよう近代ヨーロッパの深闇部
第6章 狂気と呪詛に満ちた二十世紀の世界
第7章 残忍&非情! 殺人鬼の恐怖
第8章 おぞましい現代人の悪業ファイル

●桐生操(きりゅう・みさお)
パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学に留学。主にフランス文学、歴史を専攻。帰国後、西洋史人物の評伝を初め、歴史の裏面に隠された興味深いエピソードを次々と発表して、好評を博す。ミリオンセラーになった『本当は恐ろしいグリム童話』をはじめ、『世界ボーイズラブ大全』『世界エロス大全』『美しくもしたたかな女たちの源氏物語』『やんごとなき姫君たちの秘め事』『魔性のダンサー ローラ・モンテス』など、著書多数。