幻視界 第三界 幻創領域

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あらすじ

地底世界を旅して、闇の底でようやくめぐりあえた父だったが…

 姿を消した父の行方を求めるうちに、異世界に入りこんでしまった宇土羅光男は、獣人ジャグア、恋人の春子、竜船の船長ウータンと共に父の手がかりを求めて未知の世界の旅を続けていた。
 アフ・アキビーに辿りついた光男たちはモアイ像のある神殿に入り、“門”をくぐった。鬱蒼たる密林の中で翼手竜に捕まった光男たちは一角龍階の前に連行され、牢獄に閉じこめられたが、ニュムロン族のニャニイに誘われ、地下世界へ落下した。不気味な髑髏の城に導かれた光男は、怖るべきものを目にするが…。全ての謎は明らかになるか?

 冒険SFファンタジーの傑作、第3弾。

●川又千秋(かわまた・ちあき)
1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。