魔王軍団(3) 妖界編

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あらすじ

銃弾に貫かれた布は痛さに反応し、その痛みは大地震として顕現した

 謎の易者・魔羅魔羅堂の大邸宅には、遼麻出、ヤクザの三吉、術にかかり生ける人形と化した紫水愛美、聖布普及協会日本支部の静香ら“布”を追い求める面々が集っていた。復讐の念に燃える三吉は相庭司教の配下に向けマグナムの引金を引くが、その弾丸が“布”を打ち破ったのだ。全員が凍りついたその瞬間、襲いくる巨大地震! 再び消えた“布”を求めて、彼らは北海道大雪山に向かった…。
 圧倒的迫力で描く傑作超伝奇バイオレンス第3弾にして完結編が、ノベルス版のあとがき原稿と天野喜孝氏による挿し絵を復刻して電子書籍で登場!

●菊地秀行(きくち・ひでゆき)
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。