逆宇宙ハンターズ外伝 ベルバランの鬼火
朝松健 495円
あらすじ
食人鬼と大統領直属の秘密警察が“マルコスの隠し財宝”を追う白鳳坊の行く手を阻む!
カガヤン・スールー島に秘められた“マルコスの隠し財宝”の噂を耳にして、白いスーツの妖術師は、キャメルをくわえた口元に薄い笑みを刻んだ…。淡島威明追い落としの資金はこれでまかなえる、と行動を開始した白鳳坊だが、財宝は食人鬼・ベルバランに守られている。しかも、大統領直属の秘密警察を敵にまわしての争奪戦だ。
フィリピンを舞台に贈る、逆宇宙ハンターズ外伝。末弥純の表紙・挿し絵を纏い、電子書籍で待望の復刊!
●朝松 健(あさまつ・けん)
1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。