マジカル・シティ・ナイト(8) 暗黒は我を蔽う
朝松健 495円
あらすじ
新たな仲間とともに〈向こう側〉に消えた女忍者トベラを探し出せ!
人間、悪魔、妖怪などが共存する魔界の都市、マジカル・シティ。市警の魔術犯罪専門特別捜査官〈騎士(ナイト)〉であるベンは、ある日不可思議な事件に巻き込まれる。大捕物の最中、たしかにいたはずの同僚や犯罪者が目の前で暗黒に包まれて消え去り、しかも人々の記憶やシティの記録からさえも、彼らの存在した痕跡が消えていたのだ。シティ全体にはびこりはじめた不穏な気配の中、美貌の悪魔刑事ルナリスや、〈騎士(ナイト)〉見習いの“妖怪すねこすり”らとともに、事態解決に動き始めるベン。果たしてマジカル・シティに平穏を取り戻すことができるのか!?
大人気オカルト・ホラー・アクション、その第8弾が電子で復刊! 表紙&口絵イラストは義仲翔子による描き下ろし。
●朝松 健(あさまつ・けん)
1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。