あの風に訊け(2) 洛書篇

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あらすじ

「河図と洛書を揃える意味を、君は知っているのか?」すべてを無に帰す「河図」の宿命を負った少年・風守太一と、その双子の弟にしてすべてを生み出す「洛書」の月緒。「それは世界で唯一、核弾頭を持っているということだ」彼らは破壊だけでなく、再生さえも司る最強の呪術兵器。いや、兵器というよりむしろ……神だ。世界の命運を握る双子の、絡み合う糸の行き着く先は? 衝撃の世紀末幻想。

●加門七海(かもん・ななみ)
東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。