無私、利他
稲盛和夫/プレジデント書籍編集部 1,760円
あらすじ
『鹿児島で生まれ育つと、西郷隆盛の教えは何か風の音のように自然と耳に入ってきます。
私も小学生になると、西郷の教えを先生からたびたび聞かされていましたし、
郷中教育(薩摩藩伝統の教育)でも教わりました。
小学校でも、郷中教育でも、たびたび西郷の話が出てきたのです。
私は幼い頃から西郷に対して、鹿児島が生んだ大偉人として尊敬の念を抱いていました』
(本文より一部抜粋)。
昭和、平成の名経営者である稲盛和夫氏にとって、
同郷・薩摩の出身である西郷隆盛は、文字通り英雄としての存在である。
郷中教育で学んだ、西郷隆盛の教えは
稲盛氏にとってどのようなものだったのか。
稲盛氏が西郷に寄せる思いが語られている1冊である。
【著者紹介】
稲盛和夫 (いなもり・かずお)
1932年、鹿児島県に生まれる。55年京都の硝子メーカーである松風工業に就職。59年4月、知人の出資を経て、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立し、現在名誉会長。第二電電(現KDDI)の設立、JALの再建にも携わる。主な著書に『生き方』(サンマーク出版)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)、『アメーバ経営』、『稲盛和夫の実学 経営と会計』(共に日本経済新聞出版社)などがある。