機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下

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あらすじ

ライザ・ラードナー、警視庁特捜部付警部にして、元テロリスト。自らの犯した罪ゆえに、彼女は祖国を離れ、永遠の裏切り者となった。英国高官暗殺と同時に彼女の処刑を狙うIRFには〈第三の目的〉があるという。特捜部の必死の捜査も虚しく、国家を越える憎悪の闇が見せる最後の顔。自縄自縛の運命の罠にライザはあえてその身を投じる……過去と現在の怨念が狂おしく交錯する“至近未来”の警察小説第2弾。

レビュー・口コミ(1件) 一覧へ

  • 通常はテロリストに共感する事なんてないのですが、本作のライザ=ラードナーは稀な例外です。
    何故テロリストになって行ったのかを丹念に綴った回想場面は、どうしようもなく切なくなってしまいます。
    近未来を舞台にしながら現代を描くこのシリーズは何れも素晴しいのですが、本作は特に一押しの傑作です。

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    5点
    UP_and_COMERさん