社内ラブ狂想曲
購入した作品の読み方あらすじ
朋子は24歳のOL。営業一課の晶に想いを寄せているが、打ち明けられずに悩んでいる。そこで、同期の飲み会が開かれたときに、営業二課の洋三郎にこっそり聞いてみた。「晶先輩って、彼女がいると思う?」と。「いない」という言葉を期待していたのに、洋三郎はそっけなく答えた。「いるよ。二課の凪沙先輩が、晶先輩の彼女」。朋子はショックを受けた。凪沙先輩は、メガネが似合う知的美人な上に、妖艶な雰囲気の持ち主だ。自分なんて敵わない、とがっかりした朋子に、洋三郎は言った。「だからさ、朋子は俺にしておけ」と。シラフのときに言ってね、とはぐらかしたが、朋子はドキドキした。ある日、社内で、晶と凪沙が二人でいるところを見かけた。絵に描いたようにお似合いな二人で、朋子は激しく落ち込んだ。「あきらめなくちゃ。あの二人の間には入れない」自分に言い聞かせても、晶に優しくされたら期待をしてしまう。