「年金問題」は嘘ばかり

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あらすじ

「年金が危ない」と煽り立てて得をしている人々がいる! 財務省、厚労省、金融機関がひた隠す、年金の「真実」とは? 多くの人は国の「年金」に不安を抱えています。「もらえなくなるのではないか」「損をするのではないか」「破綻するのではないか」…。しかし、それは「誤り」だと、著者は明快に喝破します。そもそも「年金」とは「保険」であり、その性質さえ知っていれば、すべてわかるし、ダマされることはないのだ、と。そもそも、東大の数学科を出て大蔵省に入省した著者は、大蔵省の中で年金のことがわかる数少ない人材の一人でした。それゆえ、厚生省と対決したことも……。そんな経験をふんだんに交えながら、年金の本質について、明確かつ面白くズバリと指摘していきます。では、なぜいま財務省や厚労省は「消費税を上げなければ年金は危ない」「資金運用しなければ未来はない」などと危機を煽るのでしょうか。答えはカンタン。そこに各省庁の「利権」があるからです。そうわかって見ていくと、これまで見落としていたことばかり。自分の未来図が明るくなる、目からウロコの「年金論」決定版です。

レビュー・口コミ(1件) 一覧へ

  • 著者・高橋洋一氏は数学的知識を駆使して明快に経済、金融問題を説く、ある意味天才。本書も実に解りやすく年金問題を解き明かす。また批判はしても代案がない評論家とちがい、説得力のある具体的な解決策の提案とセットにしているのが凄いところ。よく著者を批判する人をネットの言論サイトで見かけるがこの、代わりの提案をしている人は少ないのは強調したい。
    年金を「保険」と捉え、バランスシートで見れば、喧伝される財源の危機は心配いらないと言う。年金問題を考える上で是非とも目を通して頂きたい良書だと思う。

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    5点
    cutyuiさん