六十万石の罠

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あらすじ

私は殺していない!

何者が何故、徒目付を嵌めようとするのか!?
尾行していた吟味役の死に、犯人として追われる太一郎。先々での不穏な事件……。お役目一筋が裏目の闇に、見えぬ敵を両断できるか!?

徒目付組頭の来嶋太一郎は、勘定方吟味役与力の堀井玄次郎を尾行していたが、見失ってしまう。探すうちに血を流して死んでいる玄次郎を見つけるが、殺しの下手人として追われることになってしまう。なぜ追われるのか、身に覚えのない太一郎だったが、目付ゆえに役目を明らかにできないまま、きな臭い材木問屋ややくざ者、巨大な闇も絡んできて……。