イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則
スティーブン・ジョンソン(著)/松浦俊輔(訳) 2,200円
あらすじ
サイエンス、エンジニアリング、医学の分野でイノベーションのアイデアを生み出しやすい環境とはどういうものか、進化論からのアナロジーを含め、七つの法則・因子(章ごと)を掲げてわかりやすく説明した科学読み物です。
七つの法則は法則1:隣接可能性、法則2:液体ネットワーク、法則3:ゆっくりとした直感、法則4:セレンディピティ、法則5:間違い、法則6:外適応、法則7:プラットフォーム。
全体の著者の主張は、コラボレーションを誘発する雑談、意見の交流の重要性を説き、アイデアに突然の閃きなどなく、「ゆっくりとした予感」による既存テクノロジー、既存プラットフォームをベースにした個別要素のネットワークであるとして、発想の転換を勧めます。実際のアイデアは、七つの法則の組み合わせによるとしています。
また、TED Talk 2010で、著者が本書の概要を講演し、その動画像が日本でも広く見られています。