国民のコトバ
高橋 源一郎 1,320円
あらすじ
わたしたちの「中身」の99%は、
この国のことばでできている!
政治家のコトバはどうして私たちの心に届かないのか。
「あの」国民的詩人のことば、大作家のことばへの考察。
幻聴妄想なことばに惹かれ、こどもなコトバに驚き、寺田寅彦にまぶしさを感じる。
――そう、高橋源一郎はこんなにも「日本語」が好きだったのだ!
わたしは、日本語という、この国のことばたちの中から、わたしが出会った、とびきり
面白く楽しい、それから、不思議な魅力のある連中について書いた。〈「はじめのことば」より〉
おいしいご飯を味わうように、日本語をたのしみつくす天才・高橋源一郎による最新日本語エッセイ。
全身活字中毒作家によるせつなくて、おかしくて、いとおしい 日本語蒐集録
もくじ
はじめのことば
「萌えな」ことば
「官能小説な」ことば
「相田みつをな」ことば
「人工頭脳な」ことば
「VERYな」ことば
「幻聴妄想な」ことば
「罪と罰な」ことば
「漢な」ことば
「洋次郎な」ことば
「棒立ちな」ことば
「ケセンな」ことば
「クロウドな」ことば
「ゼクシィな」ことば
「こどもな」ことば
「オトナな」ことば
おわりのことば
おまけのことば 1
おまけのことば 2