賢者のリーダーシップ
遠藤功(著) 1,540円
あらすじ
新しいリーダー像がここにある。 管理職必読!
本書は、日本の組織をやる気にするリーダーシップの教科書です。
ビジネスリーダー「新・日本代表」との対談を通じて、リーダーの心得を伝授します。
対談相手として登場するのは、
金井政明・良品計画社長、星野佳路・星野リゾート社長、藤井裕幸・サンドビック社長、山口絵理子・マザーハウス社長、中竹竜二・元早稲田大学ラグビー部監督の5人です。
「いい仕事」をする現場には「いいリーダーシップ」があります。
●日本的なリーダーシップを解くカギは?(「はじめに」より)
競争戦略や現場力を専門テーマとしている私が、リーダーシップについての本を企画したきっかけは、「日本人のリーダーシップ」について考えてみたいという私の問題意識からだった。(中略)私はこの20年、様々な仕事を通じて数多くの日本人経営者たちと接してきた。大手企業の社長に絞っても、その数は優に100人は越える。そうした出会いを通じて私が持っていたのは、「日本のビジネスリーダーたちもけっこういけてる! 」という感覚だった。実際、「いい仕事してるな~! 」と思わせる社長たちに何人も出会った。(中略)リーダーという「存在」は一人かもしれないが、「リーダーシップ」という「意識」はすべての参画者に持たせることができる。巨大で、絶対的な「存在」で勝負するのか。それともひとつひとつは小さいかもしれないが、分散しながらも結合している集合的な「意識」で戦うのか。「意識」という側面からリーダーシップを考えてみるのが、日本的なリーダーシップを解く鍵だと私は思っている。