最強師団の宿命 ―昭和史の大河を往く〈第5集〉

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あらすじ

二〇三高地、ノモンハン、ガダルカナル・・・。精鋭ゆえに最激戦地に投入された旭川第七師団を例に、
軍中央の場当たりな作戦指導、失敗の本質をつく。

<目次>
最強師団の宿命
“軍都”旭川を訪ねて
旭川帰還が一転、ガダルカナル島へ──一木支隊壊滅
対米戦に反対した旭川出身の“空の軍神”加藤建夫
旭川“北京”構想から生まれた第七師団
二〇三高地を駆け登った第七師団兵士
旭川第七師団ゆかりの文学者たち
ある屯田兵家族の物語
シベリア出兵と第七師団
尼港事件と北樺太保障占領
海軍航空隊黎明期の至宝、赤石久吉の人生
満州事変──混成第十四旅団の激闘
日中戦争と軍のモラルの荒廃
泥沼化する日中戦争と徐州攻略戦
ノモンハン──師団の総力を投入
ノモンハン──須見部隊の死闘
ノモンハンの敗北と北部軍の創設
ミッドウェー島上陸作戦──一木支隊、悲劇への旅立ち
“餓島”と呼ばれた島──密林に消えた一木清直支隊長
アッツの玉砕とキスカの奇跡の撤収
沖縄戦で戦死した一万余の北海道出身の将兵
北海道分割を阻止した昭和二十年八月十八日、占守島の戦い
南樺太──八月十五日で終わらなかった戦争
 
あとがきに代えて──大本営参謀の無謀な作戦と現場の奮戦