燧と至仏
購入した作品の読み方あらすじ
日本百名山の尾瀬燧ヶ岳と至仏山、筑波山、八ヶ岳赤岳等を背景に戦前から戦後の時代に生きる青年たちを描きました。
上野不忍池のそばに昭和4年に開業した、履物屋「駒正」の息子として誕生した吉村茂は、両親に慈しまれながら苦難の時代のなか成長する。
日本の古典文学や落語などに親しみ、次第に日本の伝統文化に心酔していく。
やがて、浅草の刃物店家業手伝いの美和子と尾瀬へのハイキングで知り合う。
互いに惹かれあいながらも、二人の間には、大きな壁があった。
さらに、過酷な運命が二人を襲う。そして、至仏山の登頂で・・・。